特定非営利活動法人A SEED JAPAN
エコ貯金プロジェクト
私たちについて
貯金が変われば世界が変わる!?
私たちは、
お金の流れを通して、
環境と人にやさしい地域・世界をつくります。
あなたは自分の貯金の行き先を考えたことがありますか?
もし私たちの大切な貯金が国内外の環境破壊・人権侵害を引き起こしていたら……。
環境問題・社会問題と金融(お金の流れ)は、実はとても深いつながりがあります。
しかし、だからこそ、
貯金は世界を変える力があるのです。
2005年3月から始めた
「口座が変われば世界が変わる~エコ貯金キャンペーン~」では、
環境や社会にやさしい金融機関を選択します!という宣言が
すでに4億5,000万円以上集まり、大きな進展を見せています。
そして現在、その活動は、
国際プロジェクトである「Fair Finance Guide」と力を合わせ、
日本だけでなく世界にインパクトをひろげています。
私たちエコ貯金プロジェクトは、
私たちの貯金と社会問題とのつながりについて、
皆さんと一緒に理解を深め、
そして一緒に金融機関や政府に働きかけるなど、
お金の流れを変えるために、
これからも積極的に活動を進めていきます。私たちが目指すこと
自然環境と人間が持続可能な形で共存・共生することが可能で、
エネルギー・食料・住宅など、私たちの生活に必要なものが持続可能かつ安全な形で供給され、
あらゆる人々の人権が尊重される、フェアで公正な社会づくりに貢献する金融のしくみを実現します。
実現へのプロセス(短期目標)
- Fair Finance Guide Japanの運営団体(A SEED JAPAN、アジア太平洋資料センター、「環境・持続社会」研究センター)で共同しながら、Fair Finance Guide Japanのウェブサイト(http://fairfinance.jp/)の認知を高めます。
(1)ウェブアクセス数:年間20,000
(2)Facebookページへの「いいね!」数:年間1,000増加、累計6,000
(3)メディア掲載数:年間5件
- Fair Finance Guideにおける日本の銀行のスコアが改善されることを目指します。
具体的には以下を指標とします。
(1)スコアを改善した銀行:3銀行以上
(2)特に人権/採掘に関するスコアの改善:3項目以上
- セミナーや冊子等で啓発を行い、より多くの市民が金融機関に対して意思表示を行います。
具体的には以下を指標とします。
(1)銀行・保険会社へのメッセージ数:年間400
- Fair Finance Guide Japanの運営団体(A SEED JAPAN、アジア太平洋資料センター、「環境・持続社会」研究センター)で共同しながら、Fair Finance Guide Japanのウェブサイト(http://fairfinance.jp/)の認知を高めます。
私たちの活動
Fair Finance Guide Japanの運営
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、アジア太平洋資料センター(PARC)と3団体で運営
日本の大手の金融機関(2014年から銀行、2018年からは保険会社も)の社会性を評価し公開する「Fair Finance Guide Japan」を運営しています。
国連やOECDなどの国際基準をもとに、様々な社会的観点から金融機関の投融資方針・実態を評価しています。
これまで銀行が実際にスコアを改善してきているのを見ると、継続して金融機関に訴えていくことが重要だと実感します。
セミナー・シンポジウムの開催
フェア・ファイナンス・セミナー、国際シンポジウムなど
他のNGO/NPOや研究機関などからゲストをお招きして、私たちの活動やそれに関連する環境問題・社会問題について、詳しい解説をいただいたり、また一緒に議論をしたりしています。
来場者の皆さんにより詳しく問題を伝えられるのに加えて、私たちメンバーもより深く理解できるようになり、とてもいい勉強になります。
イベントへのブース出展
アースデイ東京、グローバルフェスタなど
ブースに来てくださる皆さんに、私たちの活動について説明をしたり、銀行・保険会社へのメッセージを書いてもらったりします。
多くのメンバーが集まって、とてもワイワイした雰囲気の中でやっています。
たくさんの人とお話しでき、私たちの活動について興味を持ってもらえるのが大きなやりがいです!
冊子・リーフレットの作成
書籍『おカネで世界を変える30の方法』(2008年)、
冊子「知らない間に、あなたのお金が社会問題を引き起こす!?」(2017年) 、
冊子「Eco Life Guide」(2018年) など
デザイナーさんなどと一緒に、イベントやセミナーで皆さんに配布する冊子やリーフレットを作成します。
高校生から社会人まで、男性から女性まで、誰もにわかりやすく、そして興味を持ってもらえるようなものを作り上げるのはとても難しく大変ですが、実際に完成したものを手に取った時の感動はひとしおです。
2017年の活動
3月25日 フェア・ファイナンス・セミナー “これからの「食」について、私たちの「預金」から考える”
4月22~23日 アースデイ東京2017
7月12日 フェア・ファイナンス・セミナー “ポートフォリオ低炭素化の最前線 ~動き始めた日本の金融機関~”
9月29~30日 グローバルフェスタ2017
11月6日 フェア・ファイナンス・セミナー “求められる気候変動リスク開示 ~日本の金融機関はどう対応するべきか?~”
2018年の活動
2月3日 SDGsカンファレンス “「誰一人取り残さない」ための気候変動対策 ~気候被害をこれ以上助長しないために市民セクターが実践できることとは?~”
4月21~22日 アースデイ東京2018
7月25日 「フェア・ファイナンス・ガイド(保険ガイド)」オープン記念セミナー “保険会社の投融資方針の社会性を格付けする、日本初の取り組み”
9月29~30日 グローバルフェスタ2018
11月22日 フェア・ファイナンス・セミナー “今求められる金融機関の投融資を通じた炭素排出の「見える化」”
随時更新!
活動の成果
銀行による投融資方針の改善
三菱UFJ FG:「MUFG環境方針」と「MUFG人権方針」を制定(2018年7月)
三井住友トラストホールディングス:赤道原則(環境・社会に配慮した投融資の国際ルール)に署名(2016年2月)
りそなグループ:人権・環境に関する投融資方針の改善(2015年8月)
日経ソーシャルイニシアチブ大賞 国際部門ファイナリスト選出(2015年)
メディア各社から高い注目
SankeiBiz『生損保大手、NGOの低評価に困惑 「気候変動」「兵器産業」など社会性を採点』(2018年7月24日)
Bloomberg "Nippon Life Takes Hard Line in Japan’s Anti-Coal Finance Shift"(2018年7月13日)
東京新聞『GPIF年金運用 軍事上位10社の株保有 本紙調べ』(2017年7月21日)
朝日新聞『(レッツeco活)預貯金、保護に役立てる 銀行の投資方針、点数で評価』(2015年12月7日)
毎日新聞 くらしナビ・環境『銀行の投融資方針を格付け 気候変動や人権など13テーマ NGOがサイトで公表』(2015年1月9日)
メンバーからの声
サイフからセカイを
大村 哲史(金融機関勤務)
よく、日本人は「お金の話が嫌いな人種」などと言われます。欲のない働き者になることが1番の美徳とされるからでしょうか。
もちろんつつましく暮らすことも大切ですし、ましてお金を悪いことに使うのはあってはならないことです。
しかし、私たちは敢えて「お金の話」をします。
環境保護や社会貢献に興味がある方がとても増えていますが、それらを意外な方法で、もっと根本から問題を考える方法があります。
それが、金融機関に私たちの意思を示しお金の流れを見直すことです。
私たちと一緒に、財布から世界を考えませんか?
多彩なメンバーが集まる場
山本 悠久(大学院生)
このエコ貯金プロジェクトでは、私のような大学生・大学院生から、実際に金融機関に勤める方まで、
また昔から金融について学んできていた方から、入って初めて金融について知った方まで、
様々なメンバーが和気あいあいと議論を重ねています。
その中から出てくる多様な意見が、私たちの活動の原動力であり、強みです。
金融に興味のある方もない方も、ぜひ私たちと一緒に、よいお金の流れを、よい社会を作っていきましょう!
より良い社会のために、お金を通じて私たちができること
田川 道子(エコ貯金プロジェクト理事)
エコ貯金プロジェクトでは、環境や社会に配慮したお金の流れを作ることを目指し、野外イベントでのブース出展や専門家を招いてのセミナー開催などの活動を行っています。
お金は身近なものですが、自分のお金がどのように世界の諸問題と関わっているか、あまりつながらないかもしれません。
私たちは、その仕組みを知って、お金の流れに意思を持たせれば、持続可能な社会を作っていくことができると考えています。
お金の役割についてもっと知りたい、何か行動したいと思われたら、ぜひ活動にご参加ください。
お待ちしています。
詳しくはこちら!
私たちエコ貯金プロジェクトの活動に参加してみませんか?
まずはイベント等に足をお運びください。
セミナーの開催やイベントへのブース出展などの予定をはじめ、Fair Finance Guide JapanのホームページやFacebookページでは
様々な情報を随時お届けしています。
また、実際に一緒に活動してみたい!
という方、
オリエンテーション(団体説明会)にお申し込みいただくか、下のメールアドレスからいつでもお問い合わせください。
皆さんの参加をお待ちしています。
↓A SEED JAPANの他の活動はこちらから↓
© 2017